- かんちゅう
- I
かんちゅう【冠注】頭注。IIかんちゅう【勘注】調査記録すること。 また, その文書。III
「不熟損亡の~, 算用散失の都合/庭訓往来」
かんちゅう【寒中】〔古くは「かんぢゅう」とも〕小寒の初めから大寒の終わるまでの間。 また, 寒さが厳しい期間。 寒の内。IV「~水泳」「~見舞い」
かんちゅう【寰中】(1)天子直轄の地域。 寰内(カンダイ)((カンナイ))。 畿内(キナイ)。(2)天下。 国内。V「~無事なりと雖も/太平記 13」
かんちゅう【漢中】中国, 陝西(センセイ)省南部の漢水上流域の盆地。 漢の高祖劉邦(リユウホウ)が天下統一の根拠とした地。 漢。VIかんちゅう【灌注】そそぎかけること。VIIかんちゅう【管仲】(?-前645) 中国, 春秋時代斉の宰相。 名は夷吾(イゴ), 仲は字(アザナ)。 初め公子糾(キユウ)に仕えて, 桓公(カンコウ)と対立したが, のち鮑叔牙(ホウシユクガ)の推挙で宰相となり, 桓公を覇者たらしめた。 「管子」はその著という。→ 管鮑の交わりVIIIかんちゅう【閑中】ひまな間。 用事のない間。IXかんちゅう【関中】中国, 陝西(センセイ)省の渭水(イスイ)盆地の古称。 東の函谷関(カンコクカン), 西の隴関(ロウカン), 北の蕭関(シヨウカン), 南の武関にかこまれているのでこの名がある。 長安を中心として唐代までの中国の中心地。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.